top of page
deminer-head.jpg

爆弾処理兵 極限の記録

11月8日(Sun) / 13:00

【日本初公開作品】

原題:The Deminer

2017年製作/イラク/作品時間83分

 

本作は、鋭い嗅覚を頼りに、ナイフとペンチだけを手に、イラクの戦地や荒廃した街で武装勢力が仕掛けた地雷や爆弾を、年間600個以上処理した伝説の男の記録。その男は、“命知らずのファーケル”と呼ばれたファーケル・ベルワリ大佐で、イラク北部クルド自治政府の治安部隊「ペシュメルガ」の一員。アメリカ軍も、爆弾解体の彼の凄腕には絶大の信頼を寄せていた。ファーケルは「無実の市民の被害を食いとめる」と、2003年、フセイン政権崩壊直後に地雷除去を始めた。そんな彼の仕事を記録した50時間以上のビデオ映像から、長男の語りとともに、使命感に人生を捧げた男の一生を紐解いていくドキュメンタリー作品。

 

監督:ホギール・ヒロリ
撮影:シンワール・カマル
プロデューサー:アントニオ・ラッソ・メレンダ、ホギール・ヒロリ

 

<作品の見どころ・社会問題提起>

◆ISISの「死の置き土産」の爆弾や地雷と命がけで闘い続ける人々◆

イラク国内では、武装勢力「イスラム国」(ISIS)が、占領地から撤退する際に残していった「死の置き土産」といわれる仕掛け爆弾・IED(即席爆発装置)によって、今なお多くの犠牲者が出ています。それらは民家や自動車など、市民の生活の場に仕掛けられ、避難先から戻った住民らが少しでも触れると爆弾が起動し、無差別に殺戮を行う非人道兵器です。本作の主人公である爆弾処理兵のファーケル・ベルワリは、「地雷で亡くなる子ども達は自分の子ども同然だ」と、自らの危険をかえりみず、驚くべき手際の良さで次々と爆弾解体や地雷、不発弾を処理していきます。イラクでは、爆発物の処理にあたる専門家が足りないことに加え、ISIL・ISISが仕掛けた爆発物の特徴が従来とは異なることも作業を遅らせているといいます。本作からは、こうしたイラク戦争後やモスル(モースル)の戦いの凄惨さ、ISIS支配後のイラクの悲惨な状況を垣間見ることができるのです。

​予告編

登壇者紹介

utamaru.jpg

宇多丸(ライムスター)

ラッパー/ラジオパーソナリティ

宇多丸(ライムスター)

ラッパー/ラジオパーソナリティ

1969年東京都生まれ。ヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパーで、TBSラジオ(月~木)の22時から生放送されている、ワイド番組『アフター6ジャンクション2』を担当するラジオパーソナリティ。1989年、大学在学中にMummy-Dと出会い「ライムスター」を結成。日本ではまだヒップホップ/ラップが浸透していない中で、「日本語でラップをするための方法論」を模索、曲作りとライブ活動で試行錯誤を繰り返して、今日にいたる日本のヒップホップシーンを開拓/牽引してきた。また2007年にTBSラジオで番組が始まると、ラジオパーソナリティとしてもブレイク。中でも愛ゆえ本音で語りおろす映画評は、現在も続く人気コーナーに。近作にライムスターアルバム『Open The Window』(2023)、単行本『森田芳光全映画』(2021)ほか。

https://www.rhymester.jp

吉岡明子.jpg

吉岡明子

日本エネルギー経済研究所

中東研究センター副センター長

吉岡明子

日本エネルギー経済研究所・中東研究センター副センター長

博士(公共学)。専門はイラク現代政治、クルド問題。共著書に『Governance without Government in the MENA Region State, Non-State Actors and Evolving Paradigms』(Moosa Elayah ed., Springer, 2026)、『クルド問題 : 非国家主体の可能性と限界』(今井宏平編, 岩波書店, 2022)、『Iraq since the Invasion: People and Politics in a State of Conflict』(Keiko Sakai, Philip Marflee ed., Routledge, 2020)、『「イスラーム国」の脅威とイラク』(吉岡明子・山尾大 共編著, 岩波書店, 2014)など。

  • X
  • Facebook
  • Instagram

主催:株式会社アジアンドキュメンタリーズ 

お問い合わせ info@asiandocs.co.jp | TEL. 03-6820-2460

〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-1-10 ACN日本橋浜町ビル4階

asiandocs-logo-white.png
bottom of page