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ジェネシス2.0 よみがえるマンモス

8月2日(SAT) / 13:00

【日本初公開】
原題:Genesis 2.0
2018年製作/作品時間113分
撮影地:ロシア、韓国、中国
製作国:スイス
※一部の国からは視聴できません
 
牙ハンターのピーター・グレゴリエフは、北極海に浮かぶニューシベリア諸島で、マンモスの牙を掘り出して生計を立てる。あるとき牙を探していた仲間が、土中から1頭丸ごとのマンモスを発見した。そのマンモスの回収に来たのが、ピーターの弟でマンモス博物館の館長を務めるセミヨンだった。セミヨンの狙いは、マンモスの生きた細胞を手に入れて、クローンを生み出すこと。調査ではマンモスの血液までも手に入れることができた。クローン生成やゲノム操作の最前線と、牙発掘という原始的な生業がクロスオーバーした世界が見せてくれるものは、科学の可能性か、それとも生命の尊厳か。我々人類が未知の領域に踏み込んでしまったことを、神は許すのだろうか。
 
製作・監督:クリスチャン・フレイ
共同製作・撮影(ニュー・シベリア諸島):マキシム・アルブゲヴ
撮影:ピーター・インダーガント
音楽:マックス・リヒター、エデュアルド・アルテミエフ
編集:トマス・バッハマン、クリスチャン・フレイ
 
<作品の見どころ・社会問題提起>
◆復活した韓国の「クローン王」は世界を変えられるか◆
かつてマンモスは、およそ1万1000年前に絶滅したと言われていましたが、北極海の離島では、約4000年前まで生息していたことが判明しました。マンモスのクローン化を目指すロシアと韓国の共同研究チームは、2012年に発足。韓国側の研究者の一人が、黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授でした。ファン氏はクローン研究で世界的に注目されながら、論文のねつ造が発覚。その倫理観を問われ、韓国社会や学会、国際的な表舞台から追放されました。しかしファン氏は2005年に世界で初めて犬のクローンを成功させた人物。世界の富裕層のペットのクローンなどを手掛けるクローン作製の第一人者として成功し、「クローン王」と称されるまでの存在になりました。

◆絶滅種の復活・クローン技術の倫理◆
シベリアで発掘されたマンモスのDNAをもとに絶滅種の復活に挑戦する科学者達のマンモス復活プロジェクトは、遺伝子工学の最前線であり、クローン研究が実際に進行していることを示しています。一方、クローン技術の進化には倫理的な問題も伴います。絶滅した生物を復活させることは生態系にどのような影響を及ぼすのか、クローン技術が人類の未来にどのように活用されるのか。科学と社会問題の交差点を浮き彫りにしています。

(映画賞/映画祭)

2018年 Sundance映画祭 Special Jury賞受賞
2018年 第40回Moscow国際映画祭 視聴者賞受賞
2018年 第15回Seoul Eco映画祭 ベスト長編映画賞受賞
2018年 Cinem Ambiente Turin映画祭 ベスト国際ドキュメンタリー賞受賞
2018年 Green Film Network映画祭 ベストドキュメンタリー賞受賞
2018年 Lunenburg映画祭 長編映画賞受賞
2018年 Arctic国際映画祭 Golden Raven賞受賞
2018年 第9回DocUtah国際映画祭 ベスト海外フィルム賞受賞
2018年 Zürcher Filmpreis映画祭 Film Award City of Zurich賞受賞
2019年 Budapest国際ドキュメンタリー映画祭 Main Prize section Naked Truth賞受賞
2019年 Detour Cinema del Viaggio映画祭 ベストフィルム賞受賞

​予告編

登壇者紹介

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三谷 匡

近畿大学 生物理工学部 教授

受精卵はからだのすべてを作り出す力、“全能性”を備えている。新たな生命となる受精卵が発生プログラムを起動する特殊なしくみについて研究している。一方、クローン動物は分化した体細胞のゲノムが卵子の力で全能性を再獲得することで生まれてくる。このゲノムの“初期化”のしくみについても解明に挑んでいる。さらに、不妊治療や希少動物の保全などの社会課題について取り組んでいる。

 

監修協力:『マンモス展-その「生命」は蘇るのか-』(日本科学未来館・フジテレビジョン・読売新聞社)
協力:『よみがえれ、マンモス!』(令丈ヒロ子、講談社) ほか。

渡邉 毘駕(古生物くん)

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富士ストランディングネットワーク/なにわホネホネ団

2歳の時に国立科学博物館で化石に触れ、住みたいほど博物館が好きになる。古生物や進化に興味を持ち、会いたい先生に会う、聞きたいことを聞くを信条に、NHK子ども科学電話相談や博物館、研究室訪問を通して専門家との繋がりを深める。


漂着クジラの解体調査や大阪市立自然史博物館の標本作成サークルに通うとともに、自身の生まれた国立成育医療研究センターや博物館の標本保存への寄付活動を行う。JAMSTECの北極調査隊キッズとして、海洋保全について学び広める。大学で比較解剖学のセミナー受講中。夢は生物の研究者。最近は民族学も興味があり文献など調べている。


全国のミュージアムの大切さを広めていきたい。

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伴野 智

株式会社アジアンドキュメンタリーズ 代表取締役社長 兼 編集責任者

2018年8月に動画配信サービス「アジアンドキュメンタリーズ」を立ち上げて以来、ドキュメンタリー映画のキュレーターとして、独自の視点でアジアの社会問題に鋭く斬り込む作品を日本に配信。ドキュメンタリー作家としては、映文連アワードグランプリ、ギャラクシー賞などの受賞実績がある。

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主催:株式会社アジアンドキュメンタリーズ 

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