
祖国を追われる人々、ロヒンギャ
11月7日(SAT) / 20:20
【日本初配信】
原題:EXILED: THE ROHINGYAS
2019年製作/作品時間52分
撮影地:バングラデシュ
製作国:イギリス
※日本国内のみ視聴可能
ロヒンギャの平和な村に、突然惨劇が訪れた。ミャンマー国軍が火を放ち、銃やナイフで次々と村の男たちを襲撃。逃げ惑う人々を取り囲み、虐殺を繰り返した。生き残ったのは女性や子供、高齢者ばかり。隣国バングラデシュに、80万人が避難した。生き残った人たちの証言から、ミャンマー国軍の非道さが伝わってくる。目を覆いたくなるほど残酷な行為にも関わらず、仏教指導者は「最も平和的な解決策」と力を込める。 ロヒンギャが受けた暴力の根源と歴史的背景はどこにあるのか。ミャンマー国軍による、ロヒンギャ民族虐殺のストーリーが明らかになる。
監督・プロデューサー:シャヒーダ・ツルガノワ
◆根源にあるのは、イスラム教徒への過剰な恐怖心◆
ミャンマー仏教徒の民族主義は、イスラム教徒の増大とその社会的、経済的、文化的圧力により、仏教と伝統文化が脅威にさらされているとの恐怖感から発生。ミャンマー国軍は少数民族のロヒンギャを標的に、1978年から殺戮を繰り返しました。村は焼き払われ、男女は強姦され、200万人以上が国外に逃げました。軍事政権はロヒンギャを「英国植民地時代にバングラデシュからミャンマーに移住した人々」と一方的に決めつけ、ロヒンギャ民族を国民として認めていません。2017年8月、バングラデシュへの大量難民流出は、数十年にわたる民族浄化の最後の一撃だったのです。
(受賞歴/映画祭)
2019年 オニロス映画賞(イタリア) 月刊版賞受賞
2019年 ロサンゼルスの映画祭 オフィシャルセレクション
2021年 第17回難民映画祭(日本)
2020年 Winnipeg & Montreal 平和の日フェスティバル(カナダ)
2020年 One World映画祭(カナダ)
2020年 ベルリン人権映画祭(ドイツ)
予告編
登壇者紹介

いとうせいこう
作家・クリエーター
1961年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業後、講談社で編集者として勤務し、86年に退社。以後、活字・映像・舞台・音楽など多方面で活動する。88年に小説『ノーライフキング』でデビュー。『ボタニカル・ライフ』で講談社エッセイ賞、『想像ラジオ』で野間文芸新人賞を受賞。日本語ラップの先駆者の一人で、現在はロロロ、いとうせいこう is the poetで活動。みうらじゅんとの共著「見仏記」シリーズでも知られる。近著に『福島モノローグ』『東北モノローグ』『見仏記 三十三年後の約束』など。noteで「ラジオご歓談!」を配信中。

中坪央暁
ジャーナリスト
全国紙の海外特派員・編集デスクを経て、アフリカ・アジアの紛争・難民問題やウクライナ戦争などを現地取材。2017~19年、国際NGOのバングラデシュ駐在としてロヒンギャ難民支援に従事。著書「ロヒンギャ難民100万人の衝撃」、共著「緊急人道支援の世紀」ほか。